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顎関節(顎の関節)と歯の治療の関係についてお話ししたいと思います。

一回治療した歯がまた痛い、歯が割れているから抜歯になる。
これは歯の治療だけの問題ではありません。

歯のばい菌や、歯周病の問題ならお口全体に症状が広がるはずです。
しかし、症状が同じ部位に集中することがある場合、そういう時の問題は「力」なのです。

一般に「かみ癖」と言われるものがあります。そして癖だから治らないとも言われます。
でも癖は科学的に証明が出来るのです。

左右の歯の形が同じなら、同じ力で噛みます。
しかし片方の顎が小さかったり、関節が損傷していても痛みがないと解らないままだと、
患者さんは(無意識に)噛みやすい方で噛みます。
そして、おおよそ噛みやすい方の顎に問題があります。
このような時は「顎」と「噛むこと(歯)」を一緒に考えて治療しないと歯はダメになってしまいます。

顎に問題がある側が皆さんが噛みやすい方で噛んでいれば
左右の噛む比率は50対50ではなく、60体40や70体30と偏ります。
そうすると負荷咬合、多く使う方の側の歯が壊れることになります。
より噛む方の側が摩耗していきますし、噛む力が余計に加わる方が壊れます。
それを治すには顎の関節を観ないと解らないのです。
関節を見て治療すれば歯は長持ちします。

関節を見ないで治療をしてしまうと歯はダメになります。
ダメになってしまえば、最終的にインプラントにしますか?となります。
しかし、インプラントにしようがブリッジにしようが、なにをしようが、それは単なる手段にすぎません。
根本的な治療は顎の問題を解決してから、歯の問題を解決しないとならないのです。
そうしなければ、どんな治療を使用とも最終的に歯はダメになってしまいます。

これが顎関節(顎の関節)と歯の治療の関係についての真実です。

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