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名取歯科医院で入れ歯(義歯)治療をしない理由名取歯科医院で入れ歯(義歯)治療をしない理由

治療の細分(専門)化

現在の歯科治療は非常に高度で奥深い部分が多くあります。一人の歯科医師が全ての治療において責任と質を伴った治療を患者さんに提供するのは、非常に困難だと考えています。例えば耳鼻科の先生は耳や鼻を、消化器系の先生はその分野しか診療・治療をしません。歯科も同様でインプラント治療を専門とする歯科医師は義歯の治療はしませんし、口腔外科の歯科医師も同様に義歯の治療はしません。

一昔前の歯科開業医は、子供の治療から高齢者の入れ歯治療までを行っていましたが現在ではこのような事が不可能になっています。これは治療の細分化によるものです。

現在、名取歯科医院では保険外診療専門として治療を提供しています。保険治療をしないという事は患者さんから治療に掛かる時間と治療費を直接頂いていますので、安易な失敗は許されません。今の私には「保険外診療で入れ歯の治療」をする技術はありません。ですから自分の責任として入れ歯の治療をお断りしています。

入れ歯治療のリスク

また総入れ歯(歯が全部無い)以外の部分入れ歯の治療は、科学的な根拠がありません。いくら高額な費用を部分入れ歯治療に注いでも治療結果に安定は望めません。なぜなら部分入れ歯は自分の歯にバネをかけ固定します。そのバネを掛けられた自分の歯が、時間の経過と共に自然に抜けてくるのです。そして入れ歯はレジンというプラスチック素材で出来ているために、時間の経過と共に汚れが入れ歯に吸着しまた匂いも入れ歯に染み込んでしまうのです。

以上の事から名取歯科医院では、入れ歯治療を自分の治療の中にはいれておりません。

入れ歯治療をご希望の患者様には大変申し訳ありませんが、これも私が考える歯科医者という仕事に対しての矜持に他なりません。ご理解のほどよろしくお願い致します。

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