患者さんの高齢化とインプラント治療
歯科治療にあたっていると患者さんの高齢化が凄まじい勢いで進んでいることを実感します。
こちらは名取歯科医院に初診で来院された際に67歳だった患者さんの治療前と現在のお写真です。
それから13年、今では80歳になられました。
現在は施設にお入りになっており、施設の歯科検診では、毎年何も問題は無いと言われているそうです。
名取歯科医院でも定期的に検診に来ていただいていますが、現時点では何の問題もありません。今後も何も起こらない事を願っています。
インプラントやセラミック等で治療を施し、入れ歯はありません。高齢になったら入れ歯でもと言われる方がおりますが、できれば入れ歯でなくご自身の歯と同じように噛めるインプラントなどが望ましいのではないかと当院では考えています。
歯科医師をしていると、インプラントバッシングなどという言葉も耳にします。もちろん言われていることの中には、歯科医師の技術が未熟であったり、お金を稼ぐことを目的として治療を施したりことなどが原因の医療トラブルも確かにあるでしょう。
しかし、きちんとした技術と治療についての知識を持つ医師が、しっかりと診査・診断をし、施術後の定期メンテナンスを行っていけるのであれば、インプラントの成功率は上がりますし、トラブルも起きづらくなります。
インプラントが最も良いものだとは言いません。ある患者さんにとってはそれが最適な治療であるということです。歯科治療には様々な方法があります。その中から、患者さんにとっての最良の結果を考えご提案することが歯科医師として大切なことだと考えます。
なにより、こうして患者さんに喜ばれているのを見ると、インプラントも良い物ではないかと実感致します。