インプラントを長持ちさせるために
インプラント治療についての質問を最近、多くいただきます。その中でも多いのは「インプラントは高価であるのになぜ一生保たないのか?」というご質問は良くいただきます。そこで、今回はインプラント治療について基本的なお話ししようと思います。
インプラントの構造ですが、まず骨の中に埋める部分(インプラント体)はチタンあるいはチタン合金を素材とした工業製品が用いられます。次にインプラント体と義歯の間をつなぐ部品(アバットメント)はスクリューでインプラント体と固定されています。
どのような物でも、物である限り使い続ければ劣化したり不具合が起きたり、または、壊れることは避けようがないことです。どんなに高価な車や家にしても十年、二十年経つとどうなるでしょうか?ネジが錆びてきたり、緩んだり、また壁にヒビが入ったりと、いろいろと不具合が出てくるため、メンテナンスや改修が必要になってくるはずです。
インプラントも同じです。インプラントは日々、噛むという行為で使い続け、多くの時間、力がかかる状況にあります。使えば使う程にネジが緩んだり、折れたり、様々な事が起こるのは、当たり前のことなのです。
ですからインプラント治療は「治療したらもう終わり」「一生大丈夫」なんて事はあり得ません。大切なのは、長く使い続けるため出来るだけ早期にトラブルを発見することです。そのために半年に一回のメンテナンスがあるわけです。
インプラント治療のみならず、セラミッククラウンなども同じです。名取歯科医院では、患者さんに於いては、是非半年に一回のメンテナンスをして頂くようお願いいたします。