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科学的な検査の必要性科学的な検査の必要性

科学的な検査の必要性

名取歯科医院では何事もきちんと検査をした上で、正しい判断をするという事を心がけています。例えば、こちらの機械は歯周病菌がどのくらいあるのかという事を計測するものです。

この歯周病菌を計測する機械を使い出して驚いたのは、当院の患者さんで歯周病の陽性判定が出るのは10人のうち2人ほどであるということです。

歯科治療の基本中の基本で、歯周ポケット検査というものがあります。これはどこの歯科医院でも行っているもので、歯周病かどうかを判断する1つの指標になり、もちろん名取歯科医院でも行っています。健康な人でも歯周ポケットはありますが、歯周病が進行していくと、歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。歯周ポケットは健康な人で2~3ミリ、それ以上はなんらかの異常があるということになります。

しかし、ここで注意しなければならないのは「異常の原因がすべて歯周病菌というわけではない」ということです。例えば歯ぎしりなどで強い力が加わったり、合わない被せ物、噛み合わせなど他の要因で歯周ポケットが深くなる場合もあります。

巷では成人の7〜8割は歯周病だと言われておりますが、このように歯周ポケット検査の数値だけ見て判断してしまうのは「歯科医師の思考停止」状態です。実際に7〜8割は違うのではないかと感じていましたが、このように歯周病菌の計測を行って正確な数値を見ると、経験則もそれほど外れてはいないのではないかと思います。

誤った治療をした後の処置はとても難しく、時間を経ているので症状も進行していることもあります。間違った診断から間違った治療に至り、末の果ては抜歯、などという事態になる場合もあります。無駄な治療や過剰な治療を避ける為にも、このような科学的な検査が必要であると名取歯科医院は考えます。

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