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誰のための歯科治療か誰のための歯科治療か

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誰のための歯科治療か

紹介で名取歯科医院に来られた患者さんの歯のお写真です。この患者さんは一年前、歯肉が腫れたため神経治療の専門医で治療を受けたそうですが、治療後また歯肉が腫れてきたという主訴で当院にいらっしゃいました。

ご覧の通り、歯にひびが入っています。これは咬み合わせの治療を行わなかったため、歯に余分な力がかかってしまったためと私は考えます。根幹治療(歯の神経治療)の際、そらの歯科医院ではマイクロスコープを使って治療していたとのことですが、問題の歯の神経治療がうまくいったとしても咬み合わせを治さなかったら、せっかく治療した歯が割れてしまうこともあるのです。
歯は割れたら抜歯となります。これをまた接着するという治療を行う歯科医師もおりますが、それは無駄な努力であると言わざるえません。結果として、このような状態になってしまったらインプラント治療が最善の治療かと思われます。もちろん、インプラント治療後にきちんとした咬み合わせの治療も必要になります。

治療前の診断や治療の計画の大切さを、改めて考えさせられる患者さんでした。

名取歯科医院では、歯科治療を開始するまえに必ずデンタルドック(歯の人間ドック)と言う精密検査をお受け頂きます。患者さんの悩みや痛みを、デジタル検査のデータで「見える化」することで、科学的根拠に基づいた治療計画をご提案します。

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