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インプラント治療のリスクインプラント治療のリスク

インプラント治療のリスク

インプラント治療は他の神経治療やセラミック治療などと同じく、きちんと「咬む」ことが出来るようにするための一つの手段に過ぎません。
ところが世の中には何がなんでもインプラント治療をしようと考え無理な診断や計画、リスクの高いインプラント治療を行う歯科医師がいることも事実です。例えば、インプラント手術の鉄則の1つに患者さんのストレスを考えると、全身麻酔以外の一般的な診療室で行うインプラント治療では最大2時間が限度だと私は思っています。なぜかというと普段の生活でも2時間以上経つとトイレに行きたくなったりしますね。

また最近は頬の骨を利用してインプラント治療をする方法があるのですが、このインプラント治療法は実のところ相当なリスクを孕んでいます。私は日本口腔インプラント学会の専門医ですが、このような方法はいつまで保つか予想がつきませんし、何かトラブルがあった場合、お口の中だけにとどまらず、最悪、失明など他の健康被害に繋がる場合すらあります。歯科医師が例えば目の障害トラブルをリカバーすることは、絶対に不可能です。

10年以上前になりますが、インプラント治療が社会問題になったことがあります。当時のことを知る身としては、また再燃する事を危惧します。安全に歯科治療を受けて頂くには偏らない歯科の技術や知識があり、お口の中以外にも患者さんの健康状態を理解し考えられる歯科医師を選び、よく話しを聞いて納得したうえでインプラント治療を受ける事をお勧め致します。

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