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歯の健康と清涼飲料水歯の健康と清涼飲料水

歯の健康と清涼飲料水

今回は歯科治療ではなくて飲み物について少しお話が出来ればと思います。

夏になると冷たい清涼飲料水が飲みたくなりますよね。また、冬には温かくて甘いホット飲料も魅力的です。

でも歯の為には「なるべく飲まない方がよい。特に治療中は飲んではいけません。」とお話しています。なぜか?それは治療が清涼飲料水の糖によって失敗するリスクがあるからです。

虫歯の原因が糖分であることはご存知かと思います。では、清涼飲料水に含まれる糖分量はどのくらいかご存知でしょうか。缶ジュースや缶コーヒーでは、平均するとその約10%の糖分が含まれています。例えば500mlのペットボトルで約50gの糖分となり、これは角砂糖5~6個分に当たります。微糖は決して微量ではないのです。人間が1日に必要とする糖分は約50gですから、ペットボトル1本で1日分の糖分を摂取しているということになります。

また、清涼飲料水によって糖分を摂りすぎることで、虫歯だけでなく、肥満や糖尿病などになる可能性も高くなります。糖尿病は虫歯になり易く、歯周病のリスクも倍以上となります。まさに歯にも健康にも悪循環です。歯や身体の事を労るのなら、食生活や生活習慣を意識して見直すこともとても大切です。

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