保険外診療専門の歯科診療所として
最近、患者さんとのお話の中で歯を保存するにも様々な材料や治療法があり、以前に比べたら抜歯をしなくても良くなったという話をすると、皆さん喜ばれます。
しかし次に保険外診療になりますという説明をすると、患者さんからはなんで医科は様々な診療が保険診療で賄えるのに歯科はダメなのかという事を言われます。これは当然の疑問だと思いますが、私たち歯科医師にはどうにもできない問題でもあります。保険診療の是非は厚生労働省の方々が約束事を作っていますので、保険治療を行う場合はそれに従わなければいけません。
そこに当てはまらない治療は全て保険外診療になるわけです。
こちらの表は少し古いものになりますが、こちらを見てもわかるように歯科にはわずか6.8%の医療費しか当てがわれていないのです。この割合は多くなるどころか年々少なくなる一方です。良い材料や良い治療はほとんど全てが保険外診療(自由診療)となります。
以前もこちらのコラムでお話ししたことがありますが、保険診療は一つに「技術的、また使う材料的に制約がある」ことが挙げられます。
名取歯科医院が保険外診療専門の歯科診療所という道を選択したのは、保険診療では歯科医院として患者さんに責任を果たせ治療提案が出来ないと考えたからでした。しかし、どの歯科医院でも安易に保険外診療(自由診療)を選択することが決して良い訳ではないと考えています。
保険外診療できちんとした治療をするためには、確かな知識や技術が必要となります。歯科医が保険外診療をすることで、治療自体が患者さんに対する凶器となってしまうという場合があります。
名取歯科医院では国内外を問わず学会や研修会に積極的に参加。新しい治療は院長自身が体験し、自分自身が納得できる新しい治療を患者さんに提供しています。
名取歯科医院では、患者さんの歯の悩みに真剣に向き合うため、今後も研鑽を積んでいきます。