他院にて10回も治療された結果、ここまで根管治療をして改善が見られなかった場合は抜歯だと宣告された患者さんです。 しかし、当院で通法に従って根管内のガッタパーチャ(根管充填材)の除去および、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を見ながら汚れを除去し、MTAで根管充填の処置を行ったところ、腫れも痛みも無くなり3回で治療終了になりました。 他院では、抜歯になった場合はインプラントだと言われていたそうで、インプラントにならずにすんで良かったと患者さんは喜んでおられました。
治療ステップ
![step1](https://www.natori-dds.com/w/wp-content/themes/natori/images/step1.png)
初診時
![歯式](https://www.natori-dds.com/w/wp-content/uploads/case18_shishiki.jpg)
写真の白丸部分に膿が溜まっていて痛みと腫れがあり、半年も続いているそうです。
これを治療した歯科医師はこれで治らなかったら抜歯してインプラント治療という選択をしました。
![step2](https://www.natori-dds.com/w/wp-content/themes/natori/images/step2.png)
精密検査・治療計画
歯の状況や、顎骨の状況、また、患者さんご自身からもできるだけ自分の歯を残したいというご希望だったので、精密根管治療を天然歯の保存を目的として計画しました。
![step3](https://www.natori-dds.com/w/wp-content/themes/natori/images/step3.png)
マイクロスコープとラバーダム防湿法による根管治療
まず、根管内のガッタパーチャ(根管充填材)を除去、さらにマイクロスコープによる拡大視野とラバーダム防湿法により丁寧に汚れを除去しました。
根管内の感染源が無くなった事を確認したうえで、通常のガッタパーチャとシーラーでは緊密な根管充填が出来ないと診断し、患者さんに説明した上でMTA (ProRoot MTA)を選択しました。
![step4](https://www.natori-dds.com/w/wp-content/themes/natori/images/step4.png)
根管治療後の経過観察
3回の治療を行った後、痛みと腫れまた上の画像にあった丸印の膿の袋は無くなっています。という事はインプラントせずにこの上にクラウンを被せて治療を終了する事が出来ます。
治療費
コア除去 | ¥22,000 |
エンド | ¥132,000 |
MTA根管充填 | ¥33,000 |
合計 | ¥209,000 |
紹介した治療内容
精密検査と無料カウンセリング
歯を抜かずに残す治療(根管治療)