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症例紹介症例紹介

前歯6本をセラミックスクラウンで修復した治療例

40代 / 女性 2022年7月31日 公開

治療前
治療前
治療前
治療後
治療前
治療後

治療内容

  • 金属・土台(コア)除去
  • 土台(コア)作成
  • 虫歯治療
  • 仮歯
  • ジルコニア(前歯)
  • デンタルドッグ
  • Tスキャン

治療費用
¥1,092,400

費用明細はこちら

他院で審美治療を行った前歯の根元に隙間が出来て、金属の土台がが露出し金属が溶け出すことで歯ぐきも黒ずんできていました、またお口全体の黄ばみや汚れにについてのご相談でご来院されました。
デンタルドッグにて詳しい検査をしたところ、前歯4本に虫歯が進行し、噛み合わせにも支障をきたしている状態でした。
名取歯科院では、他院で被せた前歯の土台(コア)を外し、ラバーダムを用いた治療で細菌の再感染を極力抑えながら虫歯を丁寧に除去した後、上顎の前歯6本に審美性に優れたセラミッククラウンを被せる計画をご提案しました。

後日、奥歯に被さっていた古いインレーを除去しその下で進行していた虫歯も治療した後、奥歯にもジルコニアセラミックを被せ、お口全体の審美歯科治療を終了しました。

治療ステップ

step1

初診時

レントゲン

歯式

歯式

数年前に他院で治療をした右上1・2番はセラミッククラウンの歯頚部に段差ができてしまい、内側の金属部分が露出してしまっています。段差は歯肉の退縮によるもので、原因としては歯ぎしりや食いしばりなどによる噛み合わせの負担によるものがあげられます。

さらにレントゲンを撮影してみると主訴である前歯二本以外の歯でも虫歯が進行していることが分かりました。そこで、まず他院で施されていた金属の土台(コア)を除去しファイバーコアを築造。同時にセラミッククラウンを作り直し、進行していた虫歯治療を行ったうえで噛み合わせを考慮した前歯6本をセラミッククラウンを被せる最終治療計画としました。

step2

精密検査・治療計画



前歯の右上1・2番は歯肉退縮によりメタルセラミッククラウンの金属部分が露出し、審美的な障害となるとともに、こうした隙間には汚れが残りやすく虫歯や歯周病のリスクが高くもなります。今回は審美性と口内環境の清潔性を担保するためにセラミッククラウンの作り直しをご提案。
右上2・3番は複数箇所に虫歯があるため、今回は詰め物ではなく右上1・2番と同様にクラウン(被せ物)での治療をご提案しました。
素材には強度と透明感もあり審美性も高いジルコニアセラミッククラウンをお勧めしました。

step3

徹底的な虫歯(カリエス)の除去

齲蝕検知液を用いて虫歯を目で見てわかるように「見える化」し、更にマイクロスコープ(歯科用の顕微鏡)で拡大し、虫歯だけを専用のヘラを使い手作業で丁寧に、そして徹底的に取り除いていきます。時間はかかりますが、虫歯になってしまったからには、再発しないように虫歯の原因菌を完全に除去することが重要です。

step4

支台歯形成と仮歯(プロビジョナル)セット

虫歯を除去した後、仮歯(プロビジョナル)をセットします。この仮歯でまず咬み合わせや発音など口の中での調和の確認を行います。

step4

最終支台歯形成
シリコンでの精密印象とシェードの確認



最終支台歯形成ではシリコンでの精密印象(型とり)と、実際の口の中を見ながら他の歯と比べて違和感のな色味を選択するシェードの確認を行います。
こうして歯科医師が精密印象したものに石膏を流して作った模型を基に、歯科技工士がセラミッククラウンを製作します。
シリコンによる精密印象を丁寧に行うことで、石膏模型で正確に患者さんのお口の中を再現することができます。これによって境目のないセラミッククラウンを製作することができます。

step5

ジルコニアセラミッククラウンセット



セラミッククラウンをセットしました。
ジルコニアセラミッククラウンは、歯の表側は透明感が高く自然な歯の色に近くしやすいセラミックを使用し、内面には強度を保つためにジルコニアを使った素材です。
最後にT-scanでの全体的な咬合チェックし、終了です。

治療費

金属・土台(コア)除去 2 ¥66,000
土台(コア)作成 2 ¥60,000
虫歯治療 4 ¥43,200
仮歯 2 ¥13,200
ジルコニア(前歯) 4 ¥800,000
デンタルドッグ ¥55,000
Tスキャン ¥55,000
合計 ¥1,092,400

症例紹介について

治療費について

すべての治療が保険外診療となります。価格と税率は治療当時のものとなります。初診カウンセリング費用は無料ですが、治療前にデンタルドック(28,000円〜55,000円)が必要です。

治療リスクについて

治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがありますが、本歯に移行するまでに通常消失します。
※すべて症例による違いや個人差があります。

掲載写真について

すべて名取歯科医院での臨床写真で、見た目を変える画像加工は行っておりません。またメーカーや学会誌からの転用はございません。掲載写真は実際に治療を行った患者さんの同意を得て、治療を検討する方への情報提供と啓発を目的として公開しています。

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