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マウスピース矯正(インピザライン)とかみ合わせ


マウスピース矯正(インピザライン)というワイヤーを使わない矯正治療について、目にする機会が増えてきていると感じます。

マウスピース矯正というと「新しい」イメージがありますが、これまでに世界約1000万人(2021年5月時点)の矯正治療実績があり、矯正治療の一手段として確立されています。
透明なマウスピースは、矯正装置をしていることに気づかれないほど自然に口もとへ馴染み、自分でマウスピース交換を行え、通院も2~3ヶ月に1度の検診で良いという手軽さもあって急速に人気を上げている印象があります。
特に若い女性の方には人気があるようで、名取歯科医院でも女性の患者さんでインビザライン矯正治療を選択される方が多いです。

しかし、マウスピース矯正にはリスクもあります。

まず、この治療は患者さんご自身できちんと毎日マウスピースをしていただかないと歯は動いてくれません。
もう一つ大切な事は、この治療では噛み合わせのコントロールができないということです。
マウスピース矯正の治療の後には噛み合わせの調整が必要になります。矯正治療は噛み合わせを改善する手段であり、見た目の歯並びを改善することが目的ではありません。

矯正治療の目的は咬合を改善すること、正しい噛み合わせで食事や発語、時には呼吸のし易さなどを視野にいれ、口腔機能を改善することこそが真の目的だと名取歯科医院では考えています。

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