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歯にトラブルが起きる原因歯にトラブルが起きる原因

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歯にトラブルが起きる原因

予防歯科は「炎症」と「力」のコントロール

歯が虫歯になる、歯が割れる、歯周病になる、歯がグラグラする歯には様々なトラブルの種類があります。しかし、そうなってしまう結果は特殊な場合を除いて原因は2つしかありません。“炎症と力”です。

炎症とは歯肉が腫れる、歯の根に膿が溜まる、また虫歯になって歯を壊す、歯を支えている骨が溶ける原因は全て細菌です。細菌が活動して様々なトラブルを引き起こします。その為に治療後は半年の1回のチェックをして歯や歯肉のクリーニングを行い細菌の繁殖を防ぐわけです。なので「予防」と言えばメンテナンスの為のクリーニングを歯科医院は勧めているわけです。

もう一方の“力”。

この力というのは咬む力の事を指します。この咬む力に対する予防法は聞いた事がありますか?あってもスプリント(マウスピース)治療くらいでしょうか?咬むという行為は、歯科医師を含めて殆どの方が歯と歯の咬み合わせから成ると思っていますが実はそれだけではないのです。

咬むという行動は神経、筋肉、歯、顎関節、様々な組織を介して行われます。

例えば、治療が終了した時に、歯科医師が咬み合わせはどうですか?と聞いても患者さんは何がいいのか?何が悪いのかわかりません。なぜかというと何と比べていいのかわからないからです。咬み合わせは非常に繊細なものであり、もし少しでもそれがずれると様々な症状を発症します。頭痛、肩こり、息苦しさ、姿勢の変化、また最新の研究では耳の病気(メニエール病)にまでその影響は至ります。

この咬み合わせは治療終了時には良い位置にあったとしても将来、殆どの患者さんで変化することは科学的に分かっています。咬み合わせが変化すると何が起こるかというと、治療した歯が壊れる、歯が痛い、歯がしみる、顎が痛い、咬めなくなる、頭痛が起こる様々な事が起こってきます。

このような事をなるべく少なくするため「炎症予防」の歯ブラシ指導だけではなく、咬み合わせを修正する「力の予防」も歯を残す予防治療として必要だと考えます。咬合紙(赤や青のリボン紙)だけではなく、咬み合わせ専用のデジタル機器(T-Scan)を使って、データを残しながら精密な噛み合わせ治療で安定した咬み合わせを維持するのも、大切な予防歯科ではないでしょうか。

従来の方法でスプリント(マウスピース)を使う方法がありますが、この方法を名取歯科医院では推奨致しません。本当に咬む力が大きくて、ご自分の歯をご自分の力で壊してしまう方には使いますが、通常の方には使う必要がありません。

なぜならば、スプリント(マウスピース)自体には歯ぎしりを防止しませんし、将来顎関節の変化をさせてしまい咬む位置が変化してトラブルが増えてしまうからです。今のデジタル時代だからこそ、このようなデジタル機器(T-Scan)による精密な噛み合わせ治療で、患者さんの健康を様々な視点から守る事ができるのです。


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