咬み合わせ治療における根拠
私が、咬み合わせと顎関節について学び始めてから、早くも30年が経とうとしています。この間、様々な治療法を学び、数多くの患者さんと向き合ってきましたが、やはり米国で学んだコンピュータによる咬合解析を用いた治療方法(DTRセラピー)が、患者さんにとって最も合理的な治療法であると 2024年現在、実感しています。この治療法は、顎関節の解剖学的な理解に基づいて、専用のデジタル機器で計測しながら咬み合わせを調整するというものです。
日本では、咬み合わせや顎関節の治療にマウスピース(スプリント治療)が一般的に用いられていますが、私の経験から言うと、この治療法で根本的な改善は出来ません。これは私自身が30年以上にわたり顎関節症患者として苦しみ、悩み、苦しんだ経験、そして歯科医師として実際に多くの患者さんと向き合ってきた中で、確信しています。
そのため、私は米国で学んだDTRをより高いレベルで提供することを目的に、2022年に咬み合わせ専門医の認定を取得しました。この治療法の専門医の認定は、世界で45番目、日本では第一号の専門医となりました。
これからも名取歯科医院ではこれまで経験と、常に新たな技術と知識を取り入れることで、患者さんのお力になれるよう最善を尽くします。
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