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歯ぎしりとボトックス歯ぎしりとボトックス

歯ぎしりとボトックス

ボトックスと言うと、一般的に美容領域で用いるという印象を持たれている方が多いのではないでしょうか?

ボトックスとは、ボツリヌス菌毒素によって作り出されたたんぱく質成分を抽出した安全性の高い医薬品です。前述のように一般的にボトックスは美容領域で知られますが、医科領域では脳疾患による痙縮の治療、顔面神経麻痺のリハビリテーションなど筋肉の緊張を解きほぐす作用を利用して広く用いられています。

歯科治療では、ボトックスは顎関節症の治療の際に噛み締める筋肉を緩めるために用います。

実は、顎関節症の患者さんは歯ぎしりをする傾向が高く、噛む筋肉に力が掛かりすぎ痛くなる場合もあります。そのような場合にはボトックス注射が効果的です。
院長である私自身も顎関節症の患者であるので、まずは自分からボトックスの注射を行ってみました。針も極細なので、痛みを感じる事はありませんでした。

ボトックスを注射してから1週間過ごしたところ、歯ぎしりが軽減した実感を得ました。さらに歯科用CT撮影をして自己評価をしてみたいと考えています。

顎関節症治療におけるボトックス注射は欧米で広く用いられていますが、日本ではまだまだ浸透していません。ボトックス治療と噛み合わせの治療を組み合わせる事で、良く噛む事ができるようになるのはもちろん、結果として咬筋の運動が抑制されるため、お顔立ちがすっきりして患者さんに喜んで頂けることが多いのも特徴です。

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