,

歯周ポケット=歯周病ではない歯周ポケット=歯周病ではない

歯周ポケット=歯周病ではない

歯科治療の基本中の基本で歯周ポケット検査というものがあります。これはどこの歯科医院でも行っているもので、歯周病かどうかを判断する1つの指標になり、もちろん名取歯科医院でも行っています。

歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にある溝のことを言います。 健康な人でも歯周ポケットはありますが、歯周病が進行していくと、歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。歯周ポケットは健康な人で2~3ミリ、それ以上はなんらかの異常があるということになります。

しかし、ここで注意しなければならないのは「異常の原因がすべて歯周病というわけではない」ということです。例えば歯ぎしりなどで強い力が加わったり、合わない被せ物、噛み合わせなど他の要因で歯周ポケットが深くなる場合もあります。

例えば下記の写真の患者さんですが左の上の一番奥だけが歯周ポケットが8ミリでした。今まで複数の医院で歯周病と診断され、治療を受けていましたが治りませんでした。

当たり前です。これは歯周病ではなかったのですから。

このように数値だけ見て判断してしまうのは「歯科医師の思考停止」状態です。

誤った治療をした後の処置はとてもとても難しく時間が経った分、症状も進行していることもあります。間違った診断から間違った治療に至り、末の果ては抜歯、などという事態になる場合もあります。「歯周ポケット = 歯周病」と一律に考えず、的確な診断が大切だと思い知らされた他医院での治療例でした。

  • 重要
  • 新型コロナウイルス対策

LINEビデオカウンセリング

患者さんの歯の悩みに、
LINEビデオで院長が直接カウンセリング致します。