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新型コロナウィルス予防対策と衛生管理新型コロナウィルス予防対策と衛生管理

新型コロナウィルス予防対策と衛生管理

【新型コロナウイルス感染症の発生時における基本方針】

はじめに新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。名取歯科医院では可能な限りの院内感染防止対策を講じています。ただし冬季の感染症拡大、ならびに市中感染の拡大に伴う感染リスクをゼロにすることはできません。
陽性ならびに陽性が疑われた場合の対応として下記を定め、滞りなく対処することを患者さんにお約束いたします。

  1. 医師・職員・患者さんの濃厚接触の特定、または疑いの連絡が保健所からあった場合
  2. 医師・職員・患者さんの PCR 検査等により陽性が判明した場合

上記が判明した場合は直ちに休診措置を実行し次の対処を行います。

  1. 必要に応じた最大14日間の休診 (保健所の指導に沿って決定)
  2. 必要に応じた当該職員の自宅待機措置 (保健所の指導に沿って決定)
  3. 該事象判明の7日以内にご来院の患者さんへ状況ご連絡
  4. 休診日以降のご予約の患者さんへ状況ご連絡
  5. ホームページ等による継続的な情報公開

名取歯科医院では新型コロナウイルス感染症に対して、どのような場合においても不当な差別や誹謗中傷を明確に否定します。同時に公衆衛生上の対策として、個人情報に係わる法令を遵守したうえで速やかな情報公開*を行うことを医療機関の責任としてお約束致します。

*一類感染症が国内で発生した場合における情報の公表に係る基本方針
厚生労働省健康局結核感染症課 事務通達 (令和2年2月27日)

上記に基づき患者発生に関する公表基準として、個人特定に最大限の配慮(氏名・国籍・基礎疾患・職業・居住している市区町村を特定しないこと)を遵守致します。

【新型コロナウイルス感染症の予防対策と衛生管理】

名取歯科医院はすべての歯科治療を完全予約制・完全個室で行います。患者さんは予約時間内において、原則として他の患者さんに接触しない診療スタイルを提供しています。これは「歯科医療における感染管理のためのガイドライン*」に則った標準的感染予防策の実践によるもので、アメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention,CDC)が提唱する歯科治療のための標準的感染予防策です。

現在は加えて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大をふまえた感染予防対策プロトコルを強化しています。

*2003年12月19日発行 米国公衆衛生週報(MMWR)

【冬期の新型コロナウイルス対策として追加した感染予防対策】

1.口腔外バキュームの導入
名取歯科医院では治療中の粉じん・飛沫の集塵装置「フリーアームアルテオ」を2台導入しました。治療中にお口から放出される浮遊粉じんを口もとで直接捕集して院内感染リスクを大幅に低減します。エアロゾルによるウイルス・菌・粉じんの飛散を防止しフィルターで浄化され安全に排気します。
東京技研の「フリーアーム・アルテオ Sタイプ」はフィルタ3層構造を搭載し、HEPAフィルターは99.97%以上の効果で 0.3μmサイズの浮遊物を捕集します。

【新型コロナウイルス対策として追加で行っている感染予防対策】

1.施設・設備

  1. 院内床材をカーペットから、清掃性が高く衛生的な石タイルに変更しました。
  2. 受付(待合室)への手指消毒液の設置を行っています。

2.衛生管理・健康管理

  1. 患者さんが触れるドアの取っ手、待合室のソファ、化粧室など共用部分を抗ウィルス作用除菌スプレーで定期消毒を行っています。
  2. 受付やご説明を含み、スタッフ全員がマスク常時着用を行っています。
  3. スタッフ全員の検温の徹底、ならびに発熱時における欠勤を徹底しています。

【標準的感染予防策として従来より実施している感染予防対策】

1.基本となる診療体制

  1. 完全予約制・完全個室診療です。また同時並列診療を原則として行わず、患者さんが待合室においても接触することの無い予約体制により、感染症予防を行っています。
  2. ラバーダム防湿法を可能な限り行っています。これは、汚染された唾液や血液が飛沫するのを防ぎ「歯科医療における感染管理のためのガイドライン」ではもっとも有効な感染予防策であると推奨されています。
  3. チェア(歯科ユニット)で使用する水は装置で除菌しています。患者さんの健康に配慮し殺菌剤(薬剤)でなく細菌のとどまりにくいナノバブル除菌水を使用しています。
  4. 各個室診療室内は浮遊細菌、不純物を除去する抗ウィルス空気清浄機を使用しています。

2.基本となる衛生管理

  1. 治療器具はすべて患者さんごとに交換し消毒・滅菌をしています。滅菌はヨーロッパ規格EN13060のクラスB (最高規格の”B”、次に”S”、そして”N” に分類されます)の条件を満たしたMELAG社の滅菌器 Vacuklav 31 B+ を導入しています。
  2. 術者のマスク・医療用ゴム手袋は使い捨てを使用し患者さんごとに廃棄、またゴーグルを使用し患者さんごとに減菌ずみのものと交換しています。
  3. 患者さんが治療中にご使用になるエプロン・紙コップは使い捨てを使用し、滅菌された清潔な製品を常に提供しています。
  4. 診療室のチェアなど患者さんが触れる可能性のある箇所は個室治療室内をふくめ、CTルームの消毒液による清拭を実施しています。
  5. 術者やアシスタントが触れる箇所は感染防御のため、診療テーブルはすべてバリアフィルムにて保護し、フィルムの破棄・交換を都度行っています。

【患者さんへのお願い】

当院受診の際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえるなど)の徹底をお願いします。また以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センター*に御相談ください。

  1. 風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
  2. 強いだるさや息苦しさがある方

なお現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときは通常通り、かかりつけ医等にご相談ください。

*栃木県 – 新型コロナウイルス感染症に関する電話相談窓口について
*厚生労働省 – 新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(全国)

名取歯科医院ではこれら感染予防対策の徹底を通し、これからも全ての患者さんに衛生的で安全な環境で診療を行うことを約束します。ご理解とご協力をお願いいたします。

2021年2月 改訂

名取歯科医院
院長 名取 健寿

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  • 新型コロナウイルス対策