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患者さんと歯科医師の共通認識を持てるかが重要患者さんと歯科医師の共通認識を持てるかが重要

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患者さんと歯科医師の共通認識を持てるかが重要

こちらは治療困難とされ、抜歯を宣告された患者さんのお写真です。写真から見た場合に見てとれる症状はそれほど明らかではないものの、首都圏や近隣の歯内療法専門医に掛かっても、全ての歯科医師に抜歯が必要だと言われた歯でした。たしかに検査をすると一見それが避けられない状況とも言えましたが、患者さんの話やここに至った経緯を考えた時、必ずしも100%抜歯という選択肢以外にも可能性があるのではないかと名取歯科医院では考えました。

患者さんからのお話や状況を詳しく伺い、患者さんの将来的にどうしたいか、という希望に耳を傾けることは非常に重要だと名取歯科医院では考えます。今回のケースでも患者さんから将来どうありたいのか、詳細をお聞きしたところ、数年でも使えればいいというお話でしたので、「数年後には抜歯になるかもしれないが、今は歯を保てる可能性がある」と判断し、患者さんにご説明し、治療を開始しました。もし患者さんが一生その歯を保ちたいという要望を持っていた場合、抜歯してインプラントという治療法を検討、ご提案したかもしれません。

この写真の時点で、治療回数はすでに2回終了し、経過は良好です。

大切なのは、患者さんのご希望と歯科医師の認識や期待が一致した上で、治療方針を決定するだと考えます。歯科医療は科学的な知識と技術だけでなく、患者さんの個別の希望や価値観も考慮に入れる必要があります。

治療を提供する歯科医師と患者さんとのコミュニケーションは非常に大切であり、適切な治療計画を策定する際に不可欠です。患者さんの状態や希望を考慮に入れながら、最善の治療を提供することが、歯科医療の質と患者満足度の向上につながると名取歯科医院では考えます。

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