歯科業界とデジタルトランスフォーメーション
院長である私、名取健寿が様々なセミナーや学会に参加し、常に新しい情報や治療方法について学ぶようにしております。昨年は、弘前で行われた口腔インプラント学会にインプラント認定医の一人として参加して参りました。
最近、歯科業界もデジタルトランスフォーメーション(DX)が話題になっていると感じます。その意味合いは、おおまかに言うと、「今までアナログでしていた事を、デジタルでやれば簡単で早いでしょう」と、言うことのようです。
しかし、デジタルになったからと言ってトラブルが無くなるのでしょうか?
個人的にはただやり方が変わっただけで、「少し便利になったかなぁ」と感じる程度…が私の自身の感想です。また、デジタルトランスフォーメーションのための機器はとても高額ですし、実際にどれだけの歯科医師が使うのかという疑問も感じます。
勿論、使って悪い訳ではないですし便利なのことも認めますが、歯科治療で大切な事は「手段のデジタル化」ではなく、患者さんのお悩みを聞き、きちんとデータ化された検査を行い、それに基づいて治療計画を立てることだと名取歯科院では考えております。