,

セラミック矯正のリスクセラミック矯正のリスク

セラミック矯正のリスク

最近、芸能人の方が「セラミック矯正をした」という言葉が目に留まり、危機感を覚え注意喚起を込めてこのコラムを書いております。

私たち、歯科医師が矯正治療と呼ぶ治療は、ワイヤーやマウスピースなどを用いて歯やあごの骨に力をかけ、それらをゆっくりと動かすことで悪い歯並びや咬み合わせを整え、正しく機能的な咬み合わせを得る治療のことです。
しかし、私が見たセラミック矯正とは健康な歯を削ってセラミッククラウンを被せて歯並びを整えるという治療でした。これを矯正治療と呼ぶのは非常に危うい事であると私は感じます。

なぜならば、このような場合、見た目で歯の向きや並びを整えるだけで本来の歯並びを変えていないので、咬み合わせを改善する事は出来ません。
咬み合わせは顎関節で決まりますので、いくら歯を削って見た目を変えても、根本的な原因を残したままでは、あとあと別のトラブルになる可能性が過分にあります。

冒頭でのべたように矯正治療は歯ならびや噛み合わせを直しきちんと噛み合うようにする治療です。美しい歯を手に入れられるからという表面的で安易な、セラミック矯正は患者さんに害を与えるので治療として注意すべきものと名取歯科医院では考えています。

  • 重要
  • 新型コロナウイルス対策

LINEビデオカウンセリング

患者さんの歯の悩みに、
LINEビデオで院長が直接カウンセリング致します。