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歯科医師と口腔がん歯科医師と口腔がん

歯科医師と口腔がん

口腔がん(舌がん)の発症率は体全体のほんの数パーセントと知ったのは20年位前のことでした。現在も同じ位だろうと思っていましたが、最近のデータを見たところ口腔がんは数倍にも跳ね上がっていて驚きました。
病気というものは通常は時間の経過と共に治療法や薬が開発されて発症率が下がってくるものですが、口腔がん(舌がん)だけは年を追うごとに発症率は上がっているようです。
口腔がんも他のがんと同様に、早期発見が大切です。そこで名取歯科ではデンタルドックに費用は変更せず、口腔がん検診を追加することに決めました。

そのためか最近、口腔がん関連で患者さんが一度診て欲しいという方が非常に多く来院されます。

こちらの患者さんは下の前歯の歯肉にできものがあるので欲しいとのご要望でした。

レントゲンを確認したら歯の中に膿の袋を作ってしまったために、このように歯肉が腫れてしまったようです。なので口腔がんではありません。この場合は歯の治療で完治致します。早速、当日から治療開始です。

今回は違いましたが、逆に、初期口腔がんは口内炎と間違える場合もあります。口腔がんを見つけるためには下記のような特殊な機器を使った検査が必要ですが、この専門機器で診断できれば、いち早く専門病院への紹介が可能になります。

お口の中に興味を持って頂くことは、歯科医としてとてもありがたいことです。そして不安を抱いている方は早く解消したいと思うのは当然で、歯医者として患者さんの健康な人生に寄与できるのであれば、これほど喜ばしいことはありません。

名取歯科医院は一歩ずつ口腔がん検診の大切さを広めていきたいと考えてます。

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