再生療法の種類

骨は粘膜(歯肉など)に比べ、再生するのに時間がかかります。そのため、骨が再生する前に粘膜が再生してしまい、骨の再生に必要なスペースを覆ってしまうことで骨が再生できなくなってしまうことがあります。そこで登場したのがGTR法とエムドゲイン法です。

GTR法(Guided Tissue Regeneration)

「メンブレン」という人工の膜を利用して骨が再生するために必要なスペースを確保し、骨の再生を促す治療法です。外科手術によって入れたメンブレンは、骨が再生するまで一定期間置いておく必要があります。再生後には再び手術を行い、メンブレンを取り除きます。

GTRメンブレン

GTR法で使用するために設計されたメンブレンです。安全性や治療効果については、安全性試験や臨床治験が行われ、厚生労働省の認可も得ているため安心です。

安全性
生体適合性が高く、安全な素材でつくられています。ほかにも人工血管、人工硬膜、人工心膜、人工腹膜などに長年用いられ、その使用数は400万例を超えています。
治療効果
世界中の多くの研究者により、GTRメンブレンを使用したGTR法は組織を再生させることが報告されており、歯科専門家にも認められています。ただし、重度化している場合にはこの治療法を行うのが困難なケースもあり、注意が必要です。
エムドゲイン法

歯周組織再生を誘導する「エムドゲインゲル」を使用し、再生を促す治療法です。エムドゲインゲルは、幼若豚の歯胚から抽出された成分によってつくられたものであり、歯が生える際に重要な働きをするタンパク質を主成分としています。

エムドゲイン法は以下の手順で行われます。